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大人のニキビケアで注意すること
青春のシンボルと言われるニキビ。
しかし、そのニキビが大人になって発症し、なおかつ治りにくいという女性が現実に大変増えているのです。
20代以上のニキビに悩む女性たちを対象にしたアンケート調査でも、半数近くの人が思春期にはニキビがなかったと回答しており、
また、それ以外の人の多くも、思春期にニキビはあったもののいったんは治まり、20歳を過ぎてから再びひどくなってきたと答えています。
大人のニキビは、一九九一年にアメリカのクリグマンという著名な皮膚科医による「女性における思春期後ニキビ(Postadolescent Acne in Woman)」という文献で、その概念が発表されています。
その特徴は、20代から30代のキャリアウーマンに多く、思春期にはニキビを認めず、
思春期後に発症し、閉鎖面彪(白ニキビ)が主体で、生理前に悪化するというもの。
化粧品によってできるニキビとは区別され、原因として血中アンドロゲン(男性ホルモン)が高いことが示唆されています。
仕事や、仕事と家庭の両立にがんばる女性のストレスが原因ではないかとも推察されています。
大人のニキビ(思春期後ニキビ)に関するその後の研究で、血中アンドロゲンは副腎皮質から分泌されるものが多いということもわかってきており、
脳がストレスを受けることによって起こる反応であることが示唆され、女性の男性化現象としてとらえられはじめました。
男性ホルモンには数種類あり、思春期のニキビの場合はうち一種類、DHEAISという血液中の男性ホルモンだけが高い値を示しますが、
大人のニキビの場合は数種類の男性ホルモンが異常に高い値を示すことも報告されています。
月経異常を伴う大人のニキビは意外に多くありません。
ただ、大変まれに、ニキビの要因として多嚢胞性卵巣という病気が潜んでいる場合があります。
これは、両側の卵巣に嚢胞性脛大が見られ、無月経、不妊、多毛、肥満などの男性化徴候が認められる病気。
こうした場合は、婦人科への相談が必要になってくるケースもあることを覚えておきましょう。
スキンケアにティーンエージャー向けのニキビ用化粧品を取り入れている人は、肌をさっぱりさせ過ぎて、かえってカサつかせてしまっていないかに気をつけて使ってください。
また、最近は大人のニキビ用と銘打った化粧品も増えていますが、実際に使ってみて、確かな効果感のあるものを選択してほしいと思います。
しかし、時にこの主成分そのものが肌に合わないということもありますので、使ってみて赤くなる、かゆくなる、などの症状が出たら、使用を中止しましょう。
赤くなったニキビが複数できてしまって、市販の治療薬やスキンケアでは治せそうにないと感じたら、皮膚科で治療を受け、いったん治まらせてしまいましょう。
自己診断での薬の使用は、むしろニキビを悪化させる場合もあります。
薬に頼りたくなるほど気になる状態になっているなら、まずは皮膚科を受診することをおすすめします。
ニキビは痙瘡というれっきとした疾患ですが、面飽程度なら、ほうっておいても自然に治ると考えている人が多いようです。
あるいは、この程度のニキビで皮膚科に行ったら怒られるとでも考えているのでしょうか。
でも、そんなことはありません。
実は面飽であっても、いつまでたってもロが開かない場合(閉鎖面飽)複数のニキビが赤く腫れて炎症を起こしている場合は、できるだけ早く治療を受けてください。
比較的早い段階で治療と適切なスキンケアを併用すれば、痕を残さず、きれいに治すことができるからです。
以上のことから、面皰が目立つ、あるいは紅色の炎症性丘疹(赤くなったニキビ)が散在しはじめた段階で、できれば治療をはじめるのがベストです。
しかし、肌への関心度の高さや美しさへのこだわりには個人差があり、要求度も違います。
ニキビを治すのにも、より「きれい」を求めるか求めないかのレベル差はあって当然です。
しかし、どんな小さなニキビも跡形もなく治したいという人なら、できるだけ早い段階での治療と、適切なスキンケアとの併用をおすすめします。
しかしながら、治療をはじめても、大学生や社会人は生活の管理が難しく、また、皮脂分泌を高めるようなホルモン異常をきたす原因として、ストレスが深く関わっている場合も多いため、完治するまでに時間がかかることがあります。
ただし、自己流ケアで無茶なことをしていなければ、ニキビ自体を消すことはどの段階でも可能です。
また、赤いニキビの段階までに治療をはじめれば、ほとんどの場合、痕を残さずにきれいに治すことができます。
治療中は、ニキビができやすい環境を少しでも改善し、ストレス軽減や正しいスキンケアをおこない、総合的にニキビの誘発因子をとりのぞいていく努力も必要です。
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